真面目に取り組んでみようと思いっている。


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山本一力 “草笛の音次郎”

a0037073_10535968.jpg待ち望んだ本がやっと文庫判になったので早速読んでみた。
主人公は若い駆け出しの渡世人・音次郎。
カッコ良くて、素直で、母ちゃん思いで、しかも仁義に厚い。
名代として生まれて初めての旅に出て男らしく成長する、いわゆる股旅物。
一力作品では深川など江戸下町が舞台になることが多いのだが、今回はの舞台は上総。
道中でのハプニングもさることながら、気になったのは食事の旨そうなこと!
音次郎の大好物の鰻をはじめ、うどんや鮒の煮付けなど旨そうなメニューが続々登場する。
酒は極辛口の銘酒・仁勇が。
それを読んだら我慢できずに鰻と仁勇・純米を買って帰って晩酌してしまった。

いつものことながら無駄な伏線もなく、まっすぐ一本の非常に読みやすいストーリだった。
こちらが期待することは全て叶えてくれるし、嫌だと思うことは何も起きない。
だからといって退屈だったり、冗長になる部分も全く無し。
一つ一つの文章の質が高いので最後まで飽きさせずに一気に読める。
いわゆる一力作品に仕上がっている。
一力さんの作品を読むたびに思うのだが、やはり読後感が最高に気持ちいい。
読書は最高のエンターテイメントだと思わせてくれる。
お勧めの一冊。
by 306stylepremium | 2006-04-13 11:10 | 読書