真面目に取り組んでみようと思いっている。


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浅田次郎 “壬生義士伝” “五郎治殿御始末”

浅田次郎の作品を2本。

まずは名作中の名作“壬生義士伝”
a0037073_11101478.jpgこの本はなんというか、非常につらかった。
涙がとめどもなく溢れてきて、文字が読めなくなるくらい泣いた。
どんな本を読んでもすぐ泣いてしまうのだが、こういう泣き方をしたのはベルンハルト・シュリンクの“朗読者”以来だろうか。
新撰組の一員であった主人公・吉村貫一郎のカッコ良く、カッコ悪く、泥臭く、男らしい物語なのだが、彼に完全に感情移入してしまい本当に切なく、辛くなってしまった。
素晴らしい筆致で、創作と事実の境界が全くわからないのだが、吉村貫一郎のような生き方をしたいと思った。
命を懸けて家族を守る。
単純な事にも思えるが、この男ほどの覚悟をもって実行するのは難しそうだ。
とにかくこの本は皆に読んで欲しい。
素晴らしい作品。
単なる荒くれ者の集まりだと思っていた新撰組の見方が完全に変わった。


続いては今月の新刊“五郎治殿御始末”
a0037073_11221447.jpg幕末の新撰組を描いた壬生義士伝に対し、こちらは明治維新の話。
御一新の後に身分制度の頂点であった士から、普通の人間になった男達の始末の付け方が描き出されている。
武士らしくすっぱりと腹を召したものもいたのだろうが、この本に登場するのは人間らしい始末をつけた男達。
泣ける話も、ちょっと情けない話もあって、それほど泣かずに楽しめる。
壬生義士伝と併せて読むと幕末〜明治維新の激動の時代を良く感じられてお勧め。
これまで、新撰組や明治維新の話には全く興味が無かったのだが、これら2冊の本を読んで認識を改めた。
日本史って結構面白い。
勉強してみようかな。
by 306stylepremium | 2006-04-14 11:31 | 読書